ESG Tech

③「カーボン・ニュートラルとオフセット」

③「カーボン・ニュートラルとオフセット」

不動産を活用して、広範で効果的な持続可能性の選択肢を人々や社会に提供

 

不動産を活用したESGへの取り組みには、直接的な温室効果ガス排出量を削減するだけでなく、間接的に相殺する方法があります。

 

「カーボン・ニュートラル」とは、企業が排出する温室効果ガスを植林事業などにより相殺(オフセット)し、温室効果ガスの排出を実質的にゼロにする考え方を示します。

 

身近な普及例としては、飛行機のチケットを購入する際に、航空会社からカーボン・ニュートラルのオプション(有料)が提示されるものがあります。

 


 

 


ユナイテッド航空で東京(羽田)~サンフランシスコ間の往復フライトに登場した場合の、一人当たりの温室効果ガス排出量とオフセット金額(オプション)

これらの取り組みをその他の人々の活動に広げることは、持続可能性への取り組みとして非常に大きな効果が期待されます。

 

そのためには、カーボン・ニュートラルへの選択肢はどういったタイミングで提供されるかという点は、改善が必要な課題となります。


現状、飛行機に搭乗するたびに、または商品を買うたびに、それぞれの企業からカーボン・ニュートラルの選択肢が用意されていなくてはなりません。各企業単位での個別の努力が必要であり、現在のところ企業にも消費者にとっても効率的な方法とはいえません。

 

 

 

不動産ESGテックによる広範で効果的なカーボン・ニュートラルの選択肢

 

私たちEaSyGoが着目したのは、その活動が「どこで」起点となるかという点です。私たちの考える活動の起点は、建物(不動産)です。

 

建物(不動産)は人々の住む、食べる、働く、遊ぶ、移動する、買い物する、といったほとんどの活動の起点となっています。

 

建物全体での人々の活動に浸透し統合し、個人ごとにカーボン・ニュートラルやオフセットの選択肢を提供することをEaSyGoのコンセプトとして、より広範で効果的なカーボン・ニュートラルの選択肢を人々や社会に提供できます。

 

 

 

不動産ESGテックサービス「EaSyGo」は不動産オーナーや運用者へ適切なツールを提供することにより、個々の不動産という「点」の枠を超え、その他の点と繋ぐ「線」との連携により、不動産を舞台とした人々にとって持続可能性への共通の取り組みとなる行動変容を促します。

 

人々の能動的な持続可能性への行動変容を促すため、EaSyGoは不動産の利用者へ動機、手段、評価、共有、共感いった、持続可能性への取り組みに必要な要素と選択肢を提供します。

 

個人からコミュニティへ、コミュニティから街へ、街から都市へ、持続可能性を拡げます。

 

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②「テナントとのコミュニケーション」
④「サステナビリティの価値と共通の“ものさし”」